2016年04月30日

大人の発達障害は2つの「自立」で治す。「『大人の発達障害』は精神的な自立で克服できる」より

アメーバニュースに掲載されたダ・ヴィンチの記事より。

「『大人の発達障害』は精神的な自立で克服できる」というタイトルです。

大人になってからいきなり「発達障害」であることを突き付けられた岩本友規さんの書いた『発達障害の自分の育て方』(主婦の生活社)によると、自閉症、ADHD、アスペルガー症候群、学習障害といった発達障害の日本人は、全人口の約6%もいるそうです。思った以上にいるのです。

岩本さんは転職すること4回、30歳を過ぎて発達障害(精神障害2級)と診断され、一時は電話番すらできないほどの困難に苦しんだものの、その症状を改善。グローバルカンパニーの需要データ分析・プランニング職へ転職し、現在までに二度の個人優秀賞を所属の部署で表彰されるまでになった。その具体的な改善方法が本書で紹介されています。

『発達障害の自分の育て方』(岩本友規/主婦の友社)


「『大人の発達障害』は精神的な自立で克服できる」によると、「大人になってから気づく発達障害」における最大の問題は、発達障害との付き合い方がわからないために仕事などで過剰にストレスを溜めてしまい、体調を悪くしたり、うつ状態に陥ってしまうなどの二次障害を発症してしまうこと、だそうです。

そこで、ストレスをできるだけ溜めずに発達障害とうまく付き合っていく術が必要となってきます。

「『大人の発達障害』は精神的な自立で克服できる」では、「精神的に自立すること」と書かれています。
2つあって、1つは「周囲の世界と自分の世界を分けて考えられること」。そして、もう1つは「自分の世界から周囲の世界の影響を取り除けること」です。

発達障害だと自覚している人は、とかく周囲からマイナスの影響を受けやすく、ネガティブマインドのスパイラルに陥りやすいそうです。確かに分かる気がします。

ネガティブマインドのスパイラルとは、例えば、上司から「そんなやり方じゃダメだ」とやり方を押しつけられた場合。
「自分が悪い」「自分が発達障害だから…」と自分のせいにしてしまいがちですが「じつは上司の考え方のほうがダメ」という場合もあり、視野を広げれば「上司の考え方はどうせ自分でコントロールできるものではない。だったら、それはそれとして、自分の考え方を大切にするのもアリだ」という考え方もできそうです。
本書によれば、2つの「自立」で、このような多様な考え方ができるようになると書かれています。

「自立」するための具体的な方法についても書かれています。

いくつか紹介されている中で、「『大人の発達障害』は精神的な自立で克服できる」がその中でも勧めているトレーニングが「多読」。「どんなジャンルでもいいので、自分がぐっと引き込まれるくらい興味があり、面白いと感じる本」をたくさん読むことで、本の中の世界をイメージする力が強化、他者の世界(心の中)をイメージする力に繋がり、自分の世界と分けて考えられるようになるそうです。

では、本が苦手な人は? その場合は「たくさんの人と会って会話をする」「講演を聞く」「ワークショップイベントに参加する」など、実体験を通して得られるような情報を身につけることです。

また多読だけでなく、読書会に参加するのも効果的だそうです。
本を読み、他者の思考の動きを想像しながら本の紹介文を考え、発表することは、さらなるイメージ力を身につけます。「認知行動療法」に近いものだとか。

岩本さんによると、初めた当初は月に1〜2冊だった読書のペースを加速させ、年間200冊の多読習慣を身につけられたころに、ストレスに強い体質が出来上がっていたことに気づいた、と述べています。

人には仕事の合う合わないがある。初めから天職に就けている人は、ごくわずかです。シビアな条件が付きまとう発達障害の人には、なおさらでしょう。本書は、「自立」がすべての発達障害の人の自信を取り戻させ、まだ出会っていない天職を引き寄せられ、「再び夢を追う」事を願っているそうです。
posted by kamigata0 at 02:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害 | 更新情報をチェックする
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